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キャリアコンサルティング

2018/09/15

【コラム】個人のキャリア形成が組織活性化のカギ

 今年の夏の高校野球は第100回記念大会となり、決勝では大阪桐蔭が金足農業に13-2で勝利し、史上初の2度目の春夏連覇で幕を閉じました。

 キャプテンの中川君をはじめ、エースの柿木君、“三刀流”の根尾君、高校野手No.1と評判の藤原君など、“個人”それぞれが能力を高め、“組織力”に繋げることができた。これこそが大阪桐蔭が優勝した最大の要因と言っても良いのではないでしょうか。

 以前、大阪桐蔭の西谷監督の取材記事で、とても印象深い話を読みました。

 大阪桐蔭では、冬場のオフ期は選手個々に技術力向上を意識させ、“個別性”を伸ばすよう指導するそうです。あまりミーティングはせず、主に個人面談を行い、何が課題になるのかを選手達と話し合い、コーチ達と一緒に課題に取り組むそうです。自分の目標を達成するためには何が足りないのかを見つめて取り組むことに重きを置いているということでした。そして、大会の時期が近づくと、組織力を高めるために、“個別性”重視から“組織”重視へとシフトチェンジするそうです。

 西谷監督の考え方や選手の指導方針は、企業内キャリアコンサルティングにおいても、同じようなことが言えると思います。

 企業内キャリアコンサルティングでは、社員それぞれが抱える課題をキャリアコンサルタントが1対1で話を聴き、一緒に考え、社員に自分自身で解決策に気づいてもらい、取り組んでもらうようにサポートします。そして、数カ月ごとのキャリアコンサルティング面談を通じ、キャリアコンサルタントと一緒に課題解決の進捗状況を確認します。未解決の場合は、その中でも解決できたのはどういう点か、できなかったのはどういう点か、また、解決策自体の見直しをし、解決時には次の目標設定へと進みます。このように、まずは社員の自律的な思考を促し、行動変容へ繋げ、個人のキャリア形成を発展させた上で、管理監督者が個々の特性を活かす。これが組織活性化や組織力の向上に欠かせない要素になるのではないでしょうか。

 ちなみに大阪桐蔭では、藤原君はより効率の良いバッターを目指すためのフォーム改造、柿木君はストレートの質の向上、変化球の精度アップが課題だったそうです。

 企業内キャリアコンサルティングにおける個人のキャリア形成支援が企業に定着することは、組織活性化や組織力の向上はもちろん、企業間競争の常勝化に繋がるとも考えています。

(文:エムキャリ・コラム編集部)

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