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2019/08/02

【コラム】新入社員に連休前後のメンタルヘルスケアを

 平成と令和にまたがった今年のGWは例年にはない大型連休となりました。そして、今年のお盆休みは最長9連休といった会社もあるそうで、また、9月には2週連続の3連休となり、連休の多い月が続きます。

 今の時期、新入社員は入社して数カ月が経ち、ようやく社会人としての基礎や会社の風土、仕事の内容、業務の進め方、上司・先輩との付き合い方、人間関係などに慣れた頃です。しかし、真面目で早く結果を出そうとする社員は他人に頼ることができず、周囲に気づかれることなく気持ちが疲弊してしまう方もいらっしゃいます。大型連休でリフレッシュするはずが、1人になって考える時間が増え、不安や緊張が増し、それを抑えるために休み明けに余計に頑張って働き、ある日緊張の糸が切れる・・・・といった事態が起こりかねません。また、仕事に物足りなさや不満を抱いている社員は、休みが明けても、気持ちの切り替えができず、「会社を辞めたい・・・・」といった考えに陥ることも想像されます。

 上記のようなことが起こってしまう前に、会社はどのような対策を取ればいいでしょうか。

 大型連休に入る前に、新入社員に対して面談を実施し、現状での本人の思いや考えを話せる機会を作ることが挙げられます。部長や課長といった管理監督者も新入社員の能力、個性、人となりが少しずつ分かってきた時期。まずは、部下との対話を心がけます。構えた面談では新入社員も素直な気持ちを話しにくいかもしれないので、お昼ご飯や休憩時間を利用して気軽に声をかけてみることから始めてはいかがでしょうか。連休中の過ごし方や、入社して数カ月経ってどう感じているのか、何か困ったことはないかなど、本人の現状を把握します。ざっくばらんに話せる機会を設け、丁寧に気持ちを聴くだけでも効果があると思われます。

 とはいえ、もし、新入社員が感じている緊張や不満の原因が管理監督者である場合には、声をかけることが逆効果になる可能性があります。このような場合は第3者であるキャリアコンサルタントの面談を活用することも有効だと考えます。業務や上司や先輩、職場環境などについてしっかり傾聴することで、新入社員に安心して本音を話してもらうだけではなく、話の中で本人に気づきを与え、自律的に行動できるよう支援していきます。

 また、大型連休後のタイミングでストレスチェックを実施することも有効かもしれません。休みになるとただでさえ生活のリズムが乱れますが、長期の休みになると特に夜型生活が長く続き、休み明けに朝型に戻るのが難しくなり、十分な睡眠をとらないまま出勤し、頭も体もスッキリしない状態で働き続けるとストレスが大きくなり、メンタルヘルス不調にかかりやすくなります。

 新入社員に自分のストレス状況について気づいてもらいセルフケアをすることで、メンタルヘルス不調を未然に防ぐことができます。また、管理監督者が休み明けにいきなり仕事の負荷をかけないようにするなど、無理のない業務分担を心がけることも大切です。

 まずは会社が新入社員としっかり向き合い、現状を把握することに取り組むことが大切だと考えます。

(文:エムキャリ®・コラム編集部)

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